先日、実家から趣味の本を運んだ。
ファンタジーやSFなどの本、そしてテーブルトークRPG(TRPG)関連書籍を大量に運んだが、まだまだ運び終わらない。
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しかし、本棚に収めてみると、背表紙を眺めてるだけでもニヤニヤが止まらない。
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以前、このブログでTRPGとの出会いについて書いたが、時間が出来たら今なお遊びたいと思う。

特に好きだった『Dungeons & Dragons®︎(D&D)』について少し触れたい。

『D&D』には実に様々なバージョンがあり、現行の版は昔のバージョンとはかなり違っている。
僕が実際に遊んでいたのは、クラシック(新和版)と呼ばれる版。
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これはベーシックルールセットという、最初にプレイする基本のルールである。
赤い箱に入ってるから、「赤箱」という別名もあった。
『D&D』はダンジョンマスター(DM)と呼ばれる進行役と複数のプレイヤーによって遊ばれる。
プレイヤーはそれぞれキャラクターを受け持ち、DMの説明する状況に応じた行動を宣言し、成否判定(ロール)をする事でゲームが進行する。
プレイヤーが受け持つキャラクターは固定のクラス(職業)が決まっており、ファイター(戦士)、シーフ(盗賊)、クレリック(僧侶)、マジックユーザー(魔法使い)、エルフ(森林の妖精。ファイターとマジックユーザーの特徴を併せ持つが、成長が遅い)、ドワーフ(坑道の妖精。敵の攻撃に対する耐性の高いファイターの様なキャラクター)、ハーフリング(ホビットの様なキャラクター。身体が小さいので、人間サイズでは入れない様な場所に入る事が出来たりする。ファイターの様なキャラクター)の7種類の中から選ぶのだが、能力値次第なので、サイコロの出目によっては好きなキャラクターが作れなかったりした(否、腕力の無い戦士や頭の悪い魔法使いを作る事も出来るのだが、実に役に立たないので、DMが許すなら作り替えた方が良い)。

『クラシックD&D』は複雑怪奇な成否判定ルールのゲームで、目標値に対して大きな数を出せば成功する「上方ロール」と目標値に対して小さな数を出せば成功する「下方ロール」が入り乱れており、理解するのに時間がかかるのが難点だが、一度ルールを覚えてしまえば非常に楽しいゲームだった。

ルールセットの他に黒田幸弘さんという方の書いた『D&D®︎がよくわかる本』があると非常に遊びやすくなった。
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僕は今まで読んだ本の中でも、この『D&D®︎がよくわかる本』が未知のジャンルの入門書として非常に素晴らしい一冊だったので、物事の説明の仕方はこの本に教わったと言っても過言ではないくらい。

ベーシックルールセットで遊べるキャラクターのレベルは3までなので、4以上のキャラクターで遊ぶためにはエキスパートルール以上のセットが必要となる。
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エキスパートルールとなると、魔法使いや僧侶の呪文の種類が増えたり、複雑な戦闘ルールが増えたりして、キャラクターの成長を実感したものだった。

『D&D』は僕が小学生の頃に日本語版が出て、中学生の頃に最盛期を迎え、高校生の頃に斜陽の時期を迎えた不遇のゲームだったが、現在は他の会社が権利を取得し、ルールも変わって生まれ変わった。
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これは現行のルールの一つ前の版のルールブック(これらの他にダンジョン・マスターズ・ガイドがある)。

昨年には2008年に亡くなった『D&D』の生みの親であるゲイリー・ガイギャックスの本も出版された。
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『D&D』の日本での展開に大きく貢献したのが、和製ファンタジー小説の雄『ロードス島戦記』である。
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元は戦うパソコンゲームマガジン『コンプティーク』(角川書店)に連載されていたリプレイ『D&D誌上ライブ ロードス島戦記』だったが、DMである水野良さんの手で小説という形で発表され、『ロードス島戦記』は大ベストセラーとなった。
『D&D誌上ライブ ロードス島戦記』はⅡまで続き、ⅢからはオリジナルTRPG『ロードス島戦記コンパニオン』のルールを用いたリプレイとなった(残念ながら『D&D誌上ライブ ロードス島戦記』は権利上の問題で雑誌掲載のみだが、某動画サイト上に紙芝居の様な動画として上がっているので、興味がある方はそちらも是非ご覧戴きたい)。
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『ロードス島戦記コンパニオン』は大味だが遊びやすいシステムで、当時中学生だった僕らには非常に取っつきやすかった。

TRPGは会話で行うゲームなので、落語にも通じるものがある。特にマスターはアドリブで何役も演じるので、今やったら本当に面白いだろうなぁ、と思ったりする。
…TRPGの雑誌のリプレイに混ざりたいと本気で思う楽天であった。