小学生の頃、ゲームブックが大変流行りました。
IMG_6611
ゲームブックというのは、文字通り本の体裁をしたゲームです。
IMG_6613
普通、本は1ページ目から順に読んでいきますが、ゲームブックはパラグラフと呼ばれる短い文章に分岐点があったりして、選択によって進むパラグラフが変わります。その為、ページを行ったり来たりしながら読み進めていきます。
小学生の頃はズルをして、先に各パラグラフを読んで一番良い結果の項目に進んだりもしましたw

私がよく遊んでいたのが、社会思想社の『アドベンチャーゲームブック』シリーズや
IMG_6619
創元推理文庫の『スーパーアドベンチャーゲーム』シリーズ、
IMG_6620
双葉社『冒険ゲームブック』シリーズ、
IMG_6621
富士見書房『アドベンチャー・ゲームブック』シリーズ
IMG_6623
でしたが、他にも二見書房『アドベンチャー・ゲームブック』シリーズ、ケイブンシャ『アドベンチャーヒーローブックス』シリーズ
IMG_6622
などがあり、様々な出版社からリリースされておりました。

特に好きだったのが、スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストンらの『ファイティング・ファンタジー』、
IMG_6624
スティーブ・ジャクソン『ソーサリー4部作』、
IMG_6625
鈴木直人『ドルアーガ3部作』
IMG_6626
この辺りには特に心を奪われました。

大抵のゲームブックには「冒険記録紙」があります(無いものもあります)。
IMG_6612
これはゲームブックの主人公である「あなた」の能力値や所持品などを記入しておくもので、冒険の途中に出会った敵との戦闘のメモなども取れる様になっていたりします(ゲームブックにより、その仕様は様々です。写真は『火吹山の魔法使い』のもの)。
ゲームに必要なものは、ゲームブックと冒険記録紙、鉛筆と消しゴム、サイコロなどです(これまたゲームブックの仕様によります)。
IMG_6614
サイコロを振って能力値を決めたら、ページをめくって冒険の旅に出発します。

大まかな感じで言うと、洋物は選んだパラグラフによっては無条件で即死というのが多い印象があります。その大味も面白かったのですが、和製の方が救済措置があったりして、若干遊びやすい印象です(モノによりますが)。

洋物の解説ページを読むと、よく「ロールプレイング・ゲーム」だとか、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」といった単語が出て来て、どうやらそうした存在がゲームブックの大元らしい、といった事が書かれていて、小学生の私はまだ見ぬ「ロールプレイング・ゲーム」や「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に想いを馳せたものでした。

やがて創元推理文庫からスティーブ・ジャクソン『ファイティング・ファンタジー』が発売されました。
IMG_6627
これは社会思想社のゲームブック『ファイティング・ファンタジー』シリーズと同じルールを使って遊べるロールプレイング・ゲームで、その翌年には社会思想社から『モンスター事典』も発売されました。

1人用の読んでいく事で話が展開していくゲームブックの流行の後、複数人で会話によって進行するロールプレイング・ゲームに移行していくのは、当時の私には自然な流れの様に感じました。
IMG_6628
やがて、友人宅で『ダンジョンズ&ドラゴンズ』と出逢い、すっかりテーブルトーク・ロールプレイング・ゲームにのめり込んでいくのですが、それはまた別のお話。

今でもふと、ゲームブックを引っ張り出して来ては、あの頃に遊んだ冒険の旅に出る事があります。